BEHIND THE SCENE

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TOKYO MARATHON EXPO 2023

BEHIND THE SCENE

新型コロナウィルスの流行によって、2020年大会は一般参加者の部は中止、2021年大会も2022年3月開催への日程変更や定員の縮小(3万8000人から2万5000人に変更)など、フルスペックでの開催が困難だった「東京マラソン」。日本においてもwithコロナ時代ともいうべきフェーズに入り、マラソンファンには“いよいよ”“やっと”といった想いの『東京マラソン2023』が3月5日(日)に開催された。

一度でも東京マラソンを走ったことがある方はご存知だと思うが、エントリーランナーは、大会前日まで東京ビッグサイトで開催されるプレイベント『東京マラソンEXPO』で受付を済ませ、ゼッケンを受け取るという流れになる。
この東京マラソンEXPOには大会参加者3万8000人がレジストで来場するプレイベントであると同時に、メーカー各社などが最新商品などを展示する日本最大級のランニングトレードショーとしての側面も持っている。

ちなみに、2023年は3月2日(木)~4日(土)の3日間開催で来場者は6万人以上。 つまり、東京マラソン参加者以外でも2万2000人以上のランナー・マラソンファンが、この東京マラソンEXPOに集まったことになる。
来場者の中には「大会にも参加するのですが、今ではむしろEXPOの方が楽しみになっています」なんて声もチラホラ。来場者にとっては、マラソン・ランニング業界の最新情報・サンプリング、先行発売など魅力的なコンテンツがラインナップ。

TOKYO MARATHON EXPO 2023 × UNDER ARMOUR

この『東京マラソンEXPO』にUNDER ARMOURもブース出展したのだが、その目玉が、ブランド初のカーボンプレート入りレーシングシューズ「UA FLOW ベロシティエリート」の先行販売。
通常販売は4月1日、先行予約も3月2日からスタートという中、このEXPO会場では100足限定で先行販売し、多くのお客様が手に取り、試走するなどが可能となった。

この「UA FLOW ベロシティエリート」、私たちの媒体名【&FLOW】とフレーズがリンクしているという個人的思い入れもあるのだが、話題性も抜群なのである。
ワールドメジャーズ(世界6大マラソン大会)の開幕戦=NYマラソンでは、UNDER ARMOUR契約のランニングチーム、ダーク・スカイ・ディスタンスのメンバーであるシャロン・ロケディ選手(ケニア)がこのシューズで初マラソンに挑み、優勝を飾っている。
また、今年のお正月の箱根駅伝では、関東学生連合の貝川裕亮選手(慶応義塾大学4年)が、「UA FLOW ベロシティ エリート」を履いて出場。ちなみにUNDER ARMOURのシューズを着用した選手が箱根駅伝を走ったのは初めてである。

シャロン・ロケディ選手がニューヨークマラソンで優勝

箱根路でアンダーアーマーのシューズがデビュー

そんな「UA FLOW ベロシティ エリート」は、カーボン入り厚底シューズに最適と言われているフォアフット走法のみならず、ミッドフットやヒールストライクなど着地が異なる走法に対応可能なこれまでのカーボンプレート入りシューズの常識を覆す一足。

そんな大注目シューズを試し履き・試走、そして先行で購入できるとあって、多くの人がブースに集まったのが、今回は“現場のリアルな声”を届けるトークショーも人気であった。

UNDER ARMOURのブースを見て感じたのが、体験共有価値が大事な時代にあって、エンドユーザーとのコミュニケーションやコンテンツシェアが機能しているなということ。

コロナ禍においてはリアルイベント等(ランイベントも開催!)での直接的なエンドユーザーとの繋がりが難しい状況であったが、UNDER ARMOURの店舗や運営スタッフには様々な競技を愛している人が揃っている。そして、今回のブースのランニングを楽しんでいるスタッフが現場に入っている。

この『現場主義』がUNDER ARMOURの強みであり、様々なリアルイベントが復活してくる中、多くのエンドユーザーに響くのではないだろうか。

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